昔の話 (交通事故) その2
{人間、見た目じゃありません}
不良
「君、大丈夫?怪我とかない?
ごめんね、本当ごめんね」
正直驚きました
自分も注意不足で
脇目も見づに自転車を
飛ばしていたんで
怒られると思っていたのに
自分の体の心配をしてくれる
とは
まさか言葉にビックリして
自分
「馬鹿だから、大丈夫です」
とわけのわからない
返事を返してしまいました
不良は苦笑いをして
不良
「取り敢えず
警察に電話するから
座って待ってて」
と言い
仲間の所に行き電話を
掛けていました
自分は道路の端の方で座ってると
二人組のおばちゃんが
近づいて来て
おばちゃん
「あんた!見たわよ
凄かったわね
ボンネット転がって行く所」
自分
「はい、でも、大丈夫ですよ
心配してくれて
ありがとございます」
おばちゃん
「ちゃんと一部始終見てたからね
あんたは悪くないから
ちゃんと警察に説明してあげる
悪いのはあそこの不良よ」
その会話が不良に聞こえたのか
おばちゃんを睨む不良
それにビビるおばちゃん
えーーーおばちゃん余計事
言うんじゃねーよ
何か現場が変な空気に包まれました
電話が終わったらしく
不良が自分に近づいてきて
不良
「警察が来てくれるみたい
だけど
先に君を病院に連れて行くよ
一様調べてもらおう?」
と、優しく言ってくれましたが
自分の心の中は
ヤバイ!拉致られる
多分現場に戻らず
東京湾に沈められると考えいました
自分
「イヤ!マジで平気ですから
大丈夫ですから」
立ち上がりぴょんぴょん跳ねる
自分
正直言うと右足がちょと痛かったです
おばちゃん
「イヤ!見て貰った方がいい
わよ」
ババアテメーまた余計な事
言いやがって
不良
「さあ!行こう」
不良は自分の腕を掴み
車の助手席に乗せられました
そこはヒップホップの音楽が
重低音を響かせていて
中はかなり改造してありました
もう、このまま沈められるだと
思い、外を見るとおばちゃんが
笑顔で手を振っていました
なんだ!その笑顔は!と思いながらも
手を振りかえしました
車が発進して
走っていると不良が自分に
気を使って話掛けてくれました
趣味の話とか高校生活の話とか
あれ?
本当にこの不良!いい人じゃないか
と思い
自分の見た目で悪い人と
決めつけた考えが
恥ずかくなりました
病院について調べて貰った結果
右足の軽い打撲だけでした
病院が終わったら直ぐに
また、交通事故の現場に戻ると
警察が待っていました
あのおばちゃん消えていました
あのババア逃げていたみたいです
車から降りて不良と自分は
別々の警察官に事故の
説明しました
何か自分についた警察官は
やけに偉そうで
警察官
「ほら、早く状況説明しろ」
とか
「おめえも、注意不足なんだよ」
とか
なんか説教が始まって
自分が下を向いて
「すみません、すみません」
誤っていると
不良
「イヤ!俺が悪いんです
この子は悪くありません」と
割り込んで来てくれました
警察官もチッと舌打ちして
嫌な顔で
警察官
「あ!そうなの!分かった
分かった」
あの時は不良がカッコ良かったです
そのあと
自分と不良は警察署に連れて
行かれて
何故かそこでも警察官に
説教をくらい
指紋まで取られました
その日はそれで
終わり
後日
不良と両親が謝りに来てくれて
新しい自転車を買って貰いました
自分も悪いのに自転車まで
買ってくれて
本当ありがとうございますの
感謝しかありませんでした
この出来事で
一つ自分に教訓が出来ました
{人の中身なんて見た目では判断
出来ないと}
お終い

